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 受傷直後から72時間まではRICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)を徹底しましょう。

 その際、出来るだけ膝を曲げて行います。

RICE処置を怠ると、出血が多くなり、後で瘢痕化し違和感が残りやすくなります。

 痛みが強く、歩行が困難な場合は松葉杖を用いる場合もあります。

​肉離れに対するRICE処置

受傷直後は、うつ伏せで膝関節が十分伸ばせるかどうかを見ます。

Ⅲ型では、痛みで膝が完全には伸ばせません(図1)。

また、損傷部を押しての痛み、腫れ、筋肉の硬さが重症度に応じて見られます。

膝が十分伸ばせるなら、仰向けで膝を伸ばしたまま足を上げ、痛みの出る角度をチェックしましょう(図2)。重症ほど左右差は大きくなります。

空中ペダリング

自転車空漕ぎ

ハムストリングスのストレッチ

​ハムストリングス肉離れのチェックポイント

​ハムストリングスの肉離れ

ノルディックハムストリングス

​レッグカール

​ブリッジ

フォワードランジ

ラダートレーニング

トリプルスレット

奥脇による肉離れの重症度分類

参考文献:奥脇 「肉離れの診断と治療」(日本臨床スポーツ医学会誌 2016)

​ハムストリングス肉離れのトレーニング

第1段階

図1

図2

​スクワット

第2段階

ミニハードル

第3段階

近年、MRIの画像診断による肉離れの重症度分類が確立してきており、復帰までの期間もある程度予測がつきます。

復帰までの期間は、タイプによって2週間以内、約6週間、5カ月以上と大きく異なります。またⅢ型(腱断裂型)のような重症の場合は手術も考慮する場合があります。

第4段階

第5段階

スピードを高めたトレーニング

野球のトレーニング(部分参加)

全力ランニング

全力ステップ

ダッシュ

野球のトレーニング(全体参加)

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