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野球選手の人生は13歳で決まる?

  • physical-infinity
  • 2017年5月8日
  • 読了時間: 2分

「野球選手の人生は13歳で決まる」というネットニュースを拝見させもらいました。

一部を抜粋させてですが、このようなことが記載されておりました。

子供のどの部分を見て伸びしろの有無を判断するのかという問いに対し

「マウンドで投げさせたときの雰囲気、キャッチボールをしているときの身のこなし、そんな身体の使い方すべてを含めたセンスです。いい投手になれる素質があるかどうかは、そんな数字に表れない部分に出る。ここをこうすればもっと制球がよくなる、もっと球速も出るという成長の可能性が感じられるかどうかが一番重要なんです。球が速いとか、身体が大きいとか、そんな目に見えることじゃなくてね」

引用:「週刊現代」2017年4月29日号より

この一文だけを要約すると、結局は生まれ持った「センス」が13歳までに発揮されないとダメということになりますね。

そもそも、センスとは何なのでしょうか?

センス:物事の微妙な感じや機微を感じ取る能力・判断力。感覚。

(大辞林より)

と辞書には記載されています。

小学生、中学生というのは成長段階であり、解剖学的に成長軟骨線が存在し、腱・靭帯付着部にも軟骨が存在し脆弱。成人に比べ骨の強度も低ければ、筋力も未発達。関節的にはなりますが、体幹や下肢の柔軟性も低下していると言われています。

話を戻すと、言葉の意味として、センスとは決して“in put”であっても“out put”ではないのです。

成長段階で、微妙な感覚を感じ取ることができても、体をうまく使うことができない子にああしろ、こうしろと言っても結果は目に見えています。

医療人として、まず指導者にしっかりと成長期における体の特性を理解していただいた上で、コンディショニングという点も含め指導してくれることを期待したいですね。

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