熱中症の予防と対策
- 熱中症の予防と対策
- 2017年4月4日
- 読了時間: 2分
熱中症の予防と対策
これから、暑い季節が到来します。その中で、気をつける必要があるのが熱中症です。
熱中症を一緒に勉強しましょう。
熱中症とは
高温環境下で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩たり、体内の調節機能が破綻するなどして、発症する障害の総称。
・ 死に至る可能性のある病態
・ 予防法を知っていれば、防ぐことができる
・ 応急処置を知っていれば救命できる
熱中症の重症度分類
重症度Ⅰ度:めまい、立ちくらみがある。筋肉のこむら返りがある。汗がふいても異常に出てくる。
重症度Ⅱ度:頭がガンガンする(頭痛)。吐き気、嘔吐がある。体がだるい(倦怠感)。
重症度Ⅲ度:意識がない。体がひきつける(痙攣)。呼びかけに対し、返事がおかしい。まっすぐに歩けない。高い体温である。
現場での応急処置
① 涼しい環境への非難
風通しの良い日陰やエアコンが効いている室内へ非難
② 脱衣と冷却
皮膚を露出させて、水をかけ、うちわや扇風機で冷やす
氷があれば、首、脇の下、脚の付け根に当てて冷やす
③ 水分・塩分の補給
冷たくした経口補水液を与える
意識がはっきりしていない時は、誤嚥してしまうので禁忌
吐き気がある時は、スプーンなどで少量ずつ与える
④ 医療機関へ運ぶ
重症度Ⅲ度の場合は、①②をしながらすぐに救急隊に連絡
重症度ⅠⅡでも症状が改善しない場合は医療機関を受診
学校管理下熱中症死亡事故まとめ
・高校生が71%、男子93%、スポーツ活動中99%
・ 高校生でも新入生が多い 活動が本格化に対し体力や技術が未熟なのが原因
・ 野球、サッカー、ラグビー、柔道、剣道
・ 7月下旬から8月に多く、10時から18時に多い
・ 激しい運動では短時間でも発生
・ 肥満度20%以上が71%を占める
熱中症に関する知見・対策が徐々に集積されつつあります。しかし、毎年熱中症にて命を落とす人が出ているのも現状です。熱中症の対策方法を知ることは人命救助へもつながります。これを機会に、ぜひ知識を深めてください。

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