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小学生に対するメディカルチェック 沖縄Ver.

  • physical-infinity
  • 2017年4月16日
  • 読了時間: 2分

これまで行ってきたメディカルチェックでは、 野球選手のケガに対するアンケート調査も行ってきました。

アンケート調査で肘(ひじ)の痛みを訴えていた選手は ・高校生:86.7% ・小学生:41.1% でした。

また、小学生に対しては、超音波(エコー)検査といって、肘まわりの骨やじん帯の状態を調べる検査も行います。 私たちが行った ・エコー検査で異常のあった少年野球選手は17名中10名(58.8%)でした。 ・離断性骨軟骨炎の疑いがあった選手は 17名中3名(17.6%) ・肘内側障害の疑いがあった選手は 17名中7名(41.2%) じつはこれ、かなり多い数字なんです。 過去の研究報告では、離断性骨軟骨炎(OCD)を生じているのは、「2%」です。 (参考文献:原田ら 少年野球選手に対する超音波を用いた肘検診 臨整外 2007年) それに比べると今回の 「17.6%」 という数字は明らかに多いですよね。 一般的には、

・投げすぎ ・投球フォームのくずれ ・外傷によるもの ・遺伝によるもの などが原因として考えられています。 今回の「17.6%」という結果は、沖縄という地域特有のものなのかはわかりませんが、 何らかの理由で離断性骨軟骨炎(OCD)が多く生じていると考えています。 我々の今後の目標は、メディカルチェックでより詳しくデータをとっていくことで 離断性骨軟骨炎(OCD)疑いの選手が多い原因をはっきりさせ、野球肘の選手を一人でも少なくすることです。 その結果、沖縄県の野球肘障害の減少に役立てられたらと思っています。

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